8千万円脱税容疑で告発 和歌山の水道管工事会社
2022年10月26日 16時04分
架空の外注費を計上して法人税と消費税あわせておよそ8600万円を脱税したとして、和歌山市内の水道管工事会社と前の社長が大阪国税局から法人税法違反と消費税法違反の疑いで、和歌山地検に告発されたことがこれまでに、関係者への取材で分かりました。
告発されたのは、和歌山市の水道管工事会社「中村設備工業」と中村伸行(なかむら・のぶゆき)前社長45歳で、中村設備工業は、和歌山県や和歌山市発注の公共工事を請け負っています。
関係者によりますと、中村設備工業は2016年7月から19年6月の間、下請けの会社などに架空の請求をさせて外注費を支払ったように見せかける手口で、法人税約6500万円と消費税約2100万円を脱税した疑いがあり、重加算税を含む追徴税額はあわせておよそ1億1千万円で既に修正申告をしたとみられています。