架空請求で1350万円騙し取られる
2022年10月23日 14時29分
和歌山市内に住む70代の女性が、インターネットサイトの利用料未納などの名目で、電子マネーと現金、あわせて1300万円余りを騙し取られたことがわかり、和歌山東警察署が特殊詐欺事件として捜査しています。
今月(10月)9日午後、和歌山市の女性の携帯電話に、「携帯電話の停止に伴い、利用料金の確認が取れない。連絡を」などのショートメッセージが届きました。このため、女性が電話したところ、「利用料未払いが原因で裁判が始まっている。裁判を停止するには電子マネーの購入が必要」などと告げられ、騙され、12日までに複数のコンビニで8回にわたり、あわせて130万円分の電子マネーを購入し、利用コードを伝えました。
さらに、今月13日、女性の携帯に、「日本ハッキング協会」を名乗る男から電話があり、「あなたの指紋が流出したことで犯罪者に仕立て上げられている」、「保険に入れば問題が解決する、300万円送れ」などと騙され、19日までに3回にわたり、あわせて1220万円を宅配便で送金し、騙し取られました。
警察では、特殊詐欺事件で捜査するとともに、詐欺被害が多発しているとして、注意を呼びかけています。「電子マネーを買って番号を送れ」、「キャッシュカードを渡して」、「保険料を還付します」といった電話を受けた時は、詐欺を疑い、県警特殊詐欺被害防止専用フリーダイヤル0120・508・878(これはわなや)に電話をしてください。