「まちなかイロドリ」みその商店街でにぎわう

2022年10月22日 17時47分

イベント社会

まちなかの空き店舗を利用して、希望者が試験的に出店し、店の運営を体験する和歌山市の事業「まちなかイロドリ」、通称「まちドリ」が、きょう(10/22)から和歌山市のみその商店街で始まりました。

みその商店街で開かれている「まちドリ」(2022年10月22日)

これは、普段は閉まっている商店街の空き店舗や空き家などを活用して、希望者の出店を募り、店の運営を体験してもらうことで、将来のまちなかへの新規出店につなげようと、和歌山市が2015年から開いているものです。

今回は、和歌山市美園町のみその商店街の空き店舗に、定食や弁当、自家焙煎のコーヒーのほか、シフォンケーキやスコーンなどの洋菓子や野菜、ハンドメイドのアクセサリーなどを販売する19店舗が、きょうとあすの2日間、オープンしています。

初日のきょうは、イベントが始まった午前11時から多くの人が訪れていました。

ランチプレートや弁当を販売する「服部食堂」を調理担当の母親とともに出店した服部綾香(はっとり・あやか)さんは、普段は、ぶらくり丁の店で間借し総菜を販売しているということで、「店を持ちたい人を応援してくれるというので、今回、出店しました。いつかアットホームな店を持ちたいのですが、今回、お借りしている店舗も、とても良い雰囲気です」と話していました。

「いつか店を出したい」と意気込む服部綾香さん(左)

また、イベントでは、和歌山電鐵が商店街にミニいちごトレインを走らせ、子どもたちの人気を集めたほか、出店した店や、みその商店街周辺の協力店舗で利用可能なまちドリ通貨「ドリ」がもらえるスタンプラリーも行われ、最大で3000円分の「ドリ」を入手できるとあって、訪れた人がこぞって参加していました。

子どもの人気を集めた「ミニいちごトレイン」

訪れた子ども連れの夫婦は、「普段、JR和歌山駅を利用しているので、よく通りますが、普段、開いていない店が多いので、店が増えれば、また立ち寄りたい。まちドリ通貨でお昼ご飯を食べます」と話していました。

和歌山市によりますと、これまで7年間の取り組みで、和歌山市の城北地区や大新地区、ぶらくり丁などにある33の空き店舗のうち、15の店舗に新たな店がオープンしたということです。

このイベント「まちなかイロドリ」は、あす(10/23)も午前11時から午後5時まで和歌山市美園町のみその商店街で開かれます。

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