【台風14号】農林水産被害額(確定報)
2022年10月21日 20時22分
先月(9月)19日、和歌山県に最も接近した台風14号による県内の農林水産被害額が確定し、前回の今月(10月)4日の発表より581万円あまり少ない9102万円あまりにのぼりました。
県・農林水産総務課の調べによりますと、農作物では、海南市や紀美野町(きみのちょう)、紀の川市でカキの枝が折れて実が落下したほか、岩出市や紀の川市などではイネの苗が倒れたり、キュウリやイチジク、ナスが強風で傷つくなどしました。このほか、キウイフルーツや桃、葉ボタンにも被害が確認され、被害額は1400万円あまりとなりました。
農業用施設では、和歌山市や海南市、御坊市(ごぼうし)など5市8町の122か所で農業用ハウスが壊れたほか、紀の川市の畜舎1か所では屋根の一部が壊れ、有田川町(ありだがわちょう)と日高川町(ひだかがわちょう)では農道の路肩が崩れるなど、被害額は1920万円あまりになりました。
また、農地関係では湯浅町と広川町(ひろがわちょう)、有田川町のあわせて26か所で田んぼや畑のあぜが壊れ、 被害額は3600万円、林業関係では田辺市の林道19か所でのり面や路肩が崩れ、被害額は、今月4日の時点で3560万円となっていましたが、その後の精査で1300万円あまり減少し、2179万円となりました。
これらを差し引きした最終の被害総額は、あわせて9102万円あまりになりました。