海南市で高齢者の交通安全講習会
2022年10月18日 16時13分
高齢ドライバーの事故防止をはかる交通安全講習会が、きょう(18日)海南市の「ドライビングスクールかいなん」で開かれました。
これは、和歌山県・海草(かいそう)振興局と海南警察署、ドライビングスクールかいなんなどが協力して毎年開いているものです。
今回は、海南市老人クラブ連合会から60代から70代のドライバー・男女17人が参加し、教習所の教官の指導で、教習コースで乗用車を運転したり、視力や視野の測定をしたりしながら、安全運転について学びました。
運転後、参加者は、海南警察署・交通課の警察官らと一緒に、ドライブレコーダーに録画された自分の運転する様子の動画を見返し、一旦停止か所で適切に停まれたか、対向車との距離が近すぎなかったかなどを確認しました。
参加した79歳の女性は「普段の運転ではついスピードが出てしまい、横道からの飛び出しがあったら危険なので、気をつけます」と話していました。
海南警察署の栗山耕次(くりやま・こうじ)交通課長は「高齢者の事故で最近はアクセルとブレーキの踏み間違えが増えているので、時間にゆとりを持った運転をお願いしたい」と話しています。
県・海草振興局の川村真也(かわむら・しんや)局長は「このような講習を受けることで、自分の運転を客観視できることが大きい。県では横断歩道を渡ろうとする歩行者の手前で停止する『サインアンドサンクス運動』を呼びかけているので、この講習会を含めて、ひろく知って欲しい」と話しています。
講習会は、来月(11月)29日にも開かれ、紀美野町(きみのちょう)老人クラブ連合会が参加する予定です。