県・相次ぐ職員のメール誤送信防止で改めて研修へ
2022年10月17日 16時27分
ことし(2022年)4月以降、和歌山県の職員によるメールの誤送信が原因で、個人情報の流出が相次いでいることを受け、県は、事態を陳謝するとともに、全職員に改めて研修を行い、メールの誤送信や個人情報流出の防止を徹底する取り組みを始めました。
県によりますと、ことし4月から今月(10月)12日までのおよそ半年間で、職員が外部へのメール送信をする際に、他のあて先のメールアドレスを表示させない「BCC」機能を使わず、個々のアドレスがメールの受信者すべてに見えてしまう状態で誤って送信したケースが8件も発生しました。原因として、県では「職員のメール操作に関する知識が乏しく、BCC機能があることを認識していない人もいた」と指摘しています。
これを受け、県では、本庁や振興局を含むすべての職員を対象に、きょう(17日)から緊急の研修を行う事になったもので、メールによる個人情報漏えいや、BCCなどを含めたメール機能をレクチャーする動画をそれぞれ見てもらったあと、再発防止の具体策をリポートで作成させます。
あわせて、県では、今後、パソコンのシステムを改修し、メール送信を数分間遅らせる機能を追加したり、パソコンを起動する際に、メール一斉送信でのBCC機能の利用を呼びかける表示を出すようにするなど、再発防止に努めます。