還付金詐欺で約50万円被害、和歌山市の60代女性
2022年10月16日 16時40分
きのう(15日)午前、和歌山市内の60代の女性が、行政機関の職員を名乗る男の電話で、現金およそ50万円を騙し取られる事件がありました。和歌山西警察署が、特殊詐欺事件とみて捜査するとともに、同様の手口による詐欺事件が相次いでいることから、和歌山県警では、広く注意を呼びかけています。
きのう午前10時半頃、和歌山市内に住む60代の女性に、行政機関の職員を名乗る男から電話があり、「数年間で貯まった還付金が2万4800円あり、あなたの口座へ振り込みます」と告げられ、キャッシュカードや携帯電話の番号を聞かれました。女性が、言われるままに教えると、通帳とキャッシュカードを持って銀行に行くよう指示されました。その後、女性が最寄りの銀行に着くと、その携帯に、サポートコールセンターの職員を名乗る男から電話にがあり、女性が男の指示通りATMを操作したところ、現金およそ50万円を振り込んでしまったというものです。
この日は、有田川町でも60歳代の女性が、ほぼ同じ手口で、およそ50万円を騙し取られる事件があり、警察では、いずれも、特殊詐欺事件で捜査するとともに、同様の手口の詐欺事件が多発しているとして、広く注意を呼びかけています。
「電子マネーを買って番号を送って」や「キャッシュカードを渡して」、「保険料を還付します」といった電話を受けた時は、詐欺を疑い、電話を切った上で、警察の相談電話に連絡して下さい。
和歌山県警は、特殊詐欺被害防止専用フリーダイヤル、0120・508・878を開設しています。「これはわなや」と覚えて、怪しいと思った時は、気軽に電話をするよう呼びかけています。