下副知事・ベトナム訪問で農業交易促進や高度人材確保などを協議

2022年10月11日 16時15分

政治教育社会経済

和歌山県の下宏(しも・ひろし)副知事は、今月(10月)5日から9日にかけてベトナムを訪問し、政府関係者と今後の交易について協議したほか、ベトナム人の高度人材の確保に向けて、大学や企業の関係者と意見交換をしました。

下副知事は、県内の企業関係者やJETRO和歌山、それに、紀の川市の岸本健(きしもと・たけし)市長や、太地町(たいじちょう)の三軒一高(さんげん・かずたか)町長ら40人あまりとともに、今月5日に空路ベトナム入りし、9日に帰国しました。

翌6日から9日にかけて、ハノイ市のベトナム商工省や農業農村開発省、ダナン市の人民委員会やベトナムに進出した企業を訪問しました。

このなかで、すでに輸出が始まっている和歌山産の温州(うんしゅう)みかんの輸出量増大や、みかん以外の柿や桃といった県産果物の輸出拡大に向けて、両国の政府を交えた交渉を進めることを確認しました。

また、理系やシステム系に強いベトナム人の高度人材を県内企業に誘致することや、日本企業への就職を希望するベトナムの大学生に向けた日本語学習や就職あっせんセンター設立のためのノウハウを、和歌山大学などの高等教育機関や県内企業などと連携して取り組むことなどが話し合われました。

下副知事は「今回の訪問でまいた種が、今後芽を出せるよう、引き続き交渉を続けたい」と話しています。

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