息子を装った特殊詐欺事件で和歌山市内の８０代の女性から現金１００万円をだまし取ったとして県警は大阪府内に住む２０代の男を詐欺の疑いで再逮捕しました。捕まった男は、逮捕容疑を否認しています。警察の調べによりますと男は、今年（２０２２年）８月５日から６日にかけて特殊詐欺の受け子として被害者の女性宅を訪問し息子の上司を装い現金１００万円をだまし取った疑いが持たれています。警察は前回の逮捕を受け余罪を調べていたところ、この男が、今回の事件の犯行にも関わっていたことがわかり逮捕しました。今回の事件では、被害者の女性の長男が「のどが腫れて病院で手当てを受けている間に会社のキャッシュカードや携帯電話を失くした」と急いで現金をいる状況にあるとうそのストーリーを演じてだます手口です。被害女性は医師や、病気の息子、息子の上司を名乗る役割の３人の男の話にだまされ、あわてて現金を用意して渡したとみられています。警察は同様の手口の被害が相次いでいるため、こうした電話がかかった場合にはあわてて対応せず、電話をいったん切って警察に相談して欲しいと話しています。