御船祭「早船」蔵出し、熊野速玉大社

2022年10月09日 15時26分

歴史・文化

新宮市の世界遺産、熊野速玉(はやたま)大社で、「御船祭(みふねまつり)」を前に、クライマックスを飾る早船競漕(はやぶねきょうそう)で使う木造船9隻がきょう(9日)、乗船する若者らによって、大社の倉庫から出されました。

早船競漕は、新型コロナウイルスの影響で中止が続き、3年ぶりの開催となります。

御船競漕では、長さおよそ9メートル、幅は広い部分で1・5メートルの船に、市内9地区の若者が11人ずつ乗り込んで、櫂(かい)を漕(こ)ぎます。今月(10月)16日午後4時すぎ、大社近くの熊野川の河原からスタートし、およそ1・6キロ上流の御船島(みふねじま)を3周し、速さを競います。

丹鶴(たんかく)地区から出場する小西雅之(こにし・まさゆき)さん29歳は、「祭りを楽しみたい。チャンスがあれば優勝を狙う」と意気込んでいました。

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