「赤い羽根共同募金運動」キックオフセレモニー
2022年10月07日 15時35分
地域の福祉に役立てるための募金活動「赤い羽根共同募金運動」のキックオフセレモニーが、きょう(7日)和歌山市手平(てびら)の和歌山ビッグ愛で開かれました。
赤い羽根共同募金運動は、終戦直後の1947年・昭和22年に始まった民間のボランティアによる募金運動で、子育てや介護、ひとり親家庭の子どもの支援など、地域の福祉に役立てるための募金活動を、毎年10月から翌年の3月まで全国で繰り広げています。
和歌山県共同募金会では、新型コロナの影響で活動が制限されるなか、インターネットなどを活用しながら募金を呼びかけ、昨年度(2021年度)はおよそ1億2488万円の募金が集まりました。
きょう午前11時に開かれたキックオフセレモニーで、県・共同募金会の大桑弘嗣(おおくわ・ひろつぐ)会長が「コロナ禍で孤立や孤独が深刻化しているが、こんな時だからこそ共同募金運動が役に立つ。しかし、募金実績は全国でも低い順位で大変厳しい。今まで以上に県民の温かい支援をお願いしたい」とあいさつしました。
続いて、加藤勝信(かとう・かつのぶ)厚生労働大臣から「地域共生社会の実現が強く求められている。日本の募金活動の草分けである赤い羽根共同募金運動が、支援を待つ多くの人々の支えになることを心から願う」とするメッセージも紹介されました。
県・共同募金会では、きょうから来年(2023年)3月末までの運動期間中、昨年度よりおよそ900万円多い1億3389万円あまりを目標額に設定し、県内各地でソーシャルディスタンスをとりながら募金活動に取組むことにしていて、今月(10月)12日の午前7時半から、JR和歌山駅前で街頭募金活動を行う予定です。さらに、赤い羽根共同募金会のウェブサイトでは、1年を通じてインターネットでの募金の受付を行っています。