和歌山商出身アマ横綱花田アメフトに専念

2022年10月05日 15時41分

スポーツ教育社会

和歌山商業相撲部出身で2020年の全日本選手権を制した日体大3年の花田秀虎選手がアメリカのプロリーグのNFLリーグ入りを目指しアメリカンフットボールに専念することになりました。これまで相撲との二刀流に取り組んできましたが方針を転換しました。花田選手は「本気でやらないと絶対かなわない夢だ。1日1日を大切にして死ぬ気でやる」と決意を述べています。今年3月にアメフト社会人リーグXリーグの合同トライアウトに参加し、185センチの身長と135キロの体格、それに相撲で培った足腰の強さが評価されました。実業団の富士通の練習でもぶつかり合いでは日本代表クラスとの引けはとらないものの、実戦形式の練習ではプレー中入り乱れる敵味方の位置の把握に苦戦しました。転向のきっかけは今年7月に行われた国際総合大会「ワールドゲームズ」に日本代表として出場し相撲の重量級で優勝しました。そこで「スポーツに熱狂する現地の文化に触れ、アメリカというものを感じた」ということで転向への想いを固めました。花田選手は「挑戦しなかったら死ぬ前に後悔する」と、今後日体大を休学し、海外の若手選手を対象にしたNFL発掘プログラムに参加することにしています。

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