【台風14号】農林水産被害額(第二報)
2022年10月04日 19時33分
先月(9月)19日、和歌山県に最も接近した台風14号による県内の農林水産被害額は、きょう(4日)の時点で、先月21日の最初の発表から7400万円あまり増え、9683万円あまりにのぼっていることがわかりました。
県・農林水産総務課の調べによりますと、農作物では、海南市や紀美野町(きみのちょう)、紀の川市でカキの枝が折れて実が落下したほか、岩出市や紀の川市などではイネの苗が倒れたり、キュウリやイチジク、ナスが強風で傷つくなどしました。このほか、キウイフルーツや桃、葉ボタンにも被害が確認され、被害額は1400万円あまりとなっています。
農業用施設では、和歌山市や海南市、御坊市(ごぼうし)など5市8町の122か所で農業用ハウスが壊れたほか、紀の川市の畜舎1か所では屋根の一部が壊れ、有田川町(ありだがわちょう)と日高川町(ひだかがわちょう)では農道の路肩が崩れるなど、被害額は1720万円あまりにのぼっています。
また、農地関係では湯浅町と広川町(ひろがわちょう)、有田川町のあわせて20か所で田んぼや畑のあぜが壊れ、被害額は3千万円、林業関係では田辺市の林道19か所でのり面や路肩が崩れ、被害額は3560万円となっています。
ここまで、被害総額は、あわせて9683万円あまりにのぼっています。
県では、このほかにも被害があるとみて、引き続き調べを進めています。