「梅干しで元気!!キャンペーン」岩出市立根来小学校で特別授業
2022年10月03日 12時59分
和歌山県の特産品のひとつ・梅干しについて、県内の小学生にもっと知ってもらおうと、きょう(3日)から、県と県教育委員会などによる特別授業がスタートしました。
これは、県と県教育委員会、それに県・漬物組合連合会が主催し、毎年、県・食育推進月間の10月に展開している「梅干しで元気!!キャンペーン」の一環として行われているもので、初日のきょうは、岩出市立根来(ねごろ)小学校で、4年生を対象にした特別授業が開かれました。
はじめに、講師で、いずれもみなべ町の株式会社トノハタの殿畑雅敏(とのはた・まさとし)社長と株式会社紀州ほそ川の細川達矢(ほそかわ・たつや)社長から、紀州南高梅(きしゅうなんこううめ)のはちみつ漬け梅干し300個が、児童の代表に贈呈されました。
続いて、県・那賀(なが)振興局・農業水産振興課の南方高志(みなかた・たかし)主任が、和歌山の梅の歴史や品種などをスライドを使って説明しました。
このあと、細川社長が「うめクイズ」と題して、梅や梅干しにまつわる豆知識をクイズ形式で出題したり、殿畑社長が、梅干しづくりの苦労を動画で紹介したりしました。
根来小学校4年生の児童は「梅干しはご飯と一緒に食べたり、おにぎりに入っているのが美味しくて好きです。梅干しづくりは、暑いなか干すなど、大変な作業だとわかりました」と話していました。
県・果樹園芸課の神藤千乃(しんとう・ゆきの)技師は「児童が積極的に参加してくれてとても嬉しいです。小学校の頃から梅干しに親しんでもらうことで、県の特産品への理解を深めてもらえたら」と話しています。
県と県教委では、県・食育推進月間の今月中に、根来小学校を含む7校で梅の特別授業を展開するほか、特別支援学校を含む県内すべての小学校248校に梅干しを配布して、給食の時間に食べてもらうことにしています。