紀南へ「銀河」再び、京都―新宮を3月まで

2022年10月02日 19時03分

社会経済

JRの観光特急「WEST EXPRESS(ウエスト・エクスプレス) 銀河」の2年目の紀南コースの運行が、あす(3日)から始まります。

これは、京都駅と新宮駅の間を週に2往復するJR西日本の観光特急列車で、初めて運行された去年(2021年)は、コロナの影響で、乗客定員を抑えたにもかかわらず、5か月あまりの期間中に、およそ3000人が利用し、車窓から見える美しい景観や駅ごとのおもてなしなどに、乗客の満足度が高く、2年目の運行につながりました。

今シーズンの運行第1便は、あす(3日)午後9時15分に京都駅を出発する夜行列車で、翌朝(4日)午前6時4分に串本駅に到着、ここで2時間ほど停車し、ジオガイドによる橋杭岩(はしぐいいわ)の案内などのおもてなしがあり、その後、紀伊勝浦(きいかつうら)駅を経て、午前9時37分に終点の新宮駅に到着します。

一方、復路の初日となる今月(10月)5日は、お見送りイベントや出発式のあと、午前9時50分に新宮駅を出発し、紀伊勝浦や太地、串本、周参見(すさみ)などに停車し、駅ごとに、ご当地キャラクターらの出迎えやふるまい、物産販売など、多彩なおもてなしイベントが展開され、午後8時53分に終点の京都駅に到着します。

JR西日本では、2年目となった今回の運行では、海側の座席を多くしたり、復路の運行時間を2時間ほど早め、乗り換えで、首都圏や九州方面に当日中に到着できるようにするなど、乗客の利便性を高め、利用客拡大を狙っています。「WEST EXPRESS 銀河」紀南コースは、来年(2023年)3月8日まで運行されます。

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