田辺市で「弁慶まつり」3年ぶりに開催

2022年10月01日 17時13分

イベント

田辺市生まれとされる平安時代の豪傑(ごうけつ)・武蔵坊弁慶(むさしぼう・べんけい)を讃える「弁慶まつり」が、きのう(9月30日)ときょう(10月1日)の2日間、田辺市中心部で3年ぶりに開かれ、秋晴れのもと、大勢の人々で賑わいました。

34代目弁慶の新谷夢月さん(中央)と玉虫の泉美也子(左)さん(10月1日・田辺市下屋敷)

弁慶まつりは、地元の商工会議所などが1987年から毎年開いていますが、新型コロナウイルスの感染拡大で、おととし(2020年)と去年(2021年)は2年連続で中止となり、感染第7波が収まってきたこの秋(2022年)3年ぶりに開催されました。

「演劇弁慶伝説」で武蔵坊弁慶を熱演する新谷夢月さん(9月30日・田辺市・闘鶏神社)

初日のきのうは、世界遺産・闘鶏(とうけい)神社の特設舞台で公募で選ばれた市民が演じる「演劇弁慶伝説」が上演され、第34代武蔵坊弁慶役で田辺市の郵便局員・新谷夢月(しんたに・むつき)さん23歳が、かがり火の中、長刀(なぎなた)を手に荒法師・弁慶を力強く演じ、観客の拍手を浴びました。

「紀州弁慶よさこい踊り」のステージ(10月1日・田辺市扇ヶ浜)
「弁慶下駄踊り」のもよう(10月1日・田辺市・アオイ大通り)

2日目のきょうも、扇ヶ浜(おうぎがはま)やアオイ大通りなどで「紀州弁慶よさこい踊り」や「弁慶下駄踊り」「物産テント市」が繰り広げられ、県の内外から参加した人々が、鮮やかな衣装で躍動感あふれる踊りを披露しました。

まつりのフィナーレ「田辺花火大会」

まつりのフィナーレは、午後8時から30分にわたって扇ヶ浜で行われる「田辺花火大会」で、およそ3500発の打ち上げ花火が、秋の澄み切った夜空を輝かせました。

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