和歌山万博メイキングムービー#2
<情報発信:和歌山県>

和歌山万博メイキングムービー#1はここをクリック

「津波災害対応実践訓練」和歌山市で実施

2022年10月01日 17時17分

災害・防災

南海トラフ地震などの大規模災害に備え、きょう(1日)、県による「津波災害対応実践訓練」が和歌山市で行われました。

水没した車に取り残された傷病者を救出する様子

きょうの訓練は、和歌山県南方沖を震源地としたマグニチュード9.1の南海トラフ地震が発生し、県内全域に被害が発生したという想定で行われました。

午前9時半から和歌山市の県消防学校で行われた訓練は、訓練をより実践的に行うため、参加者には事前にその内容を伝えない「ブラインド方式」で行われ、消防・警察・自衛隊あわせておよそ70人が参加しました。

災害実態の把握や各部隊に指示を出す「現場指揮本部」

土砂で倒壊した住宅の下敷きになった人を助け出すため、コンクリートや金属素材も切断できるエンジンカッターを使って侵入場所を作り、傷病者を救出する訓練や、水没した車からの救助訓練などを実施し、中にいる人に声をかけながら救助していきました。

エンジンカッターを使って屋根を切断

和歌山市消防局警防課の森八起(もり・やつき)副課長は「指揮命令系統を確実に行い、助けられる命を1人でも多く救いたいという気持ちで訓練に臨んでいる」と話していました。

県では2012年から「津波災害対応実践訓練」を実施していて、関係機関と連携した防災訓練を通して、迅速な初期対応と災害対応力を強化したい考えです。

WBSインフォメーション

WBSショッピング55