来年（２０２３年）３月に大学や専門学校などを卒業する予定の学生らを対象にした「わかやまＵＩターン合同企業面接会」がきょう（９／２８）、和歌山市で開かれ、大学生らが、県内に本社のある企業の担当者から熱心に説明を受けていました。

これは、和歌山県が、県内企業へのＵターンやＩターンを促そうと、開いたもので、６月に大阪市で開催したのに続いて今回の開催となりました。

きょうの合同企業面接会には、県内の製造・販売、建設、サービス業など２１社が参加し、会場となった和歌山市手平の和歌山ビッグ愛１階・大ホールに設けられたブースで、企業の担当者が、訪れた大学生らに、会社の概要などを説明していました。

会場には、およそ６０人の学生らが訪れ、新型コロナウイルス対策のため、ブースの前に設置されたアクリル板越しに担当者の話を聞いていました。

今回は、２５分間の企業説明を５回、行う形式で、学生らが自分の聞きたい説明を聞くため、ブースを訪れていました。また、企業説明の４回目以降には、初めて面接ブースも設けられ、学生が、希望する企業の一次面接を受けていました。

面接会に参加した大阪産業大学４年の妹背弘毅（いもせ・ひろき）さんは、「和歌山で働きたくて、チラシを見てきました。いいなと思う会社があったので、この後、面接を受けようと思います。緊張しますが、しっかり自分をＰＲしたいです」と話していました。

合同企業面接会を主催した、県商工観光労働部の大川伸也（おおかわ・しんや）労働政策参事は、「最近、人手不足感があり、売り手市場になっているので、そうした中で、きょうは、まずまず学生さんに参加してもらえたと思います。県内の人も県外の人も、県内企業に就職してもらえるよう毎年、少しずつ趣向を変えながら、こうした取り組みを続けていきたい」と話していました。