田辺市「弁慶まつり」今週末3年ぶりに開催へ
2022年09月27日 19時08分
新型コロナウイルスによる2年連続の中止を経て、今週末、田辺市で「弁慶まつり」が3年ぶりに開催されます。
ことし(2022年)で34回目を迎える弁慶まつりは、田辺生まれとされる平安時代の豪傑・武蔵坊弁慶(むさしぼう・べんけい)を讃えようと、地元の商工会議所などでつくる実行委員会が毎年この時期に開いていますが、去年(2021年)とおととし(2020年)は、新型コロナウイルスのため中止となり、ことし、3年ぶりに開催されます。
初日の今月(9月)30日・金曜日の午後6時半からは世界遺産・闘鶏(とうけい)神社の境内の特設舞台で「演劇弁慶伝説」が上演され、かがり火の中、公募で選ばれた主役の武蔵坊弁慶と恋人の玉虫(たまむし)らが、弁慶と田辺ゆかりの歴史絵巻を繰り広げます。
翌10月1日・土曜日は、田辺市中心部の扇ヶ浜(おうぎがはま)やアオイ大通りなどで「紀州弁慶よさこい踊り」や「弁慶下駄踊り(げたおどり)」「物産テント市」が繰り広げられるのに続き、よる8時からは、30分間に3500発の花火が扇ヶ浜の上空を彩る第52回「田辺花火大会」でフィナーレを迎えます。
実行委員会では「3年ぶりの開催に向けて、最適な感染対策の検討を続けてきた。安全なまつりの開催に努めたい」と話し、まつり本番に向け、最終確認に入っています。
第34回弁慶まつりは、今月9月30日と来月10月1日に田辺市で開催されます。