【知事選】新人で新党くにもり元代表の本間奈々氏が無所属での出馬表明
2022年09月26日 16時48分
ことし(2022年)11月の任期満了に伴う和歌山県知事選挙に、政治団体「新党くにもり」の代表を務めた、元・総務官僚で新人の本間奈々(ほんま・なな)氏53歳が、無所属での立候補を表明しました。
本間氏は福岡県出身で、早稲田大学法学部を卒業後、旧・自治省(現在の総務省)に入省し、自治大学校の教授や、愛知県春日井市(かすがいし)の副市長などを経て、政治団体「新党くにもり」の代表を務め、去年(2021年)10月の衆議院総選挙では和歌山3区から立候補し、落選しています。その後、今月(9月)23日に、知事選挙出馬を理由に代表を辞任しています。
きょう(26日)午後、和歌山県庁で記者会見した本間氏は「県は、マネーロンダリングの温床と指摘されるカジノ誘致で県経済の発展を目指し、議会で否決されたが、既に出馬を表明した岸本周平(きしもと・しゅうへい)氏は態度を明確にしていない。政策としてカジノ反対を明確に示す」と述べ「自民党は独自候補を立てるべきなのに、元・国民民主党の岸本氏を二階俊博(にかい・としひろ)県連会長が担ぎ上げた。政治家が談合的に候補者を決めて選択肢の無い選挙を行うことは、民主主義の危機である」と強調しました。
知事選挙には、元・衆議院議員の岸本周平氏66歳が既に無所属での出馬を表明しているほか、共産党も独自候補擁立に動いています。