万博関連の情報<発信:和歌山県>

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盲学校で「移動水族館」 ナマコを触ってビックリ

2022年09月22日 20時40分

社会

和歌山市の県立和歌山盲学校できょう(9/22)、海の生き物をさわることができる県立自然博物館の出前教室「移動水族館」が行われ、目の不自由な子どもたちが、ナマコやヤドカリなどを手で触って感触を確かめていました。

県立自然博物館・平嶋さんの説明を聞きながら魚を触る子どもたち

これは、目の不自由な子どもたちに、海の生き物に触れる機会をつくろうと、県立和歌山盲学校が、各地で移動水族館を展開している県立自然博物館に依頼して初めて行ったものです。

きょう午前、和歌山市府中の県立和歌山盲学校の教室には、カワハギやガシラ、カサゴやフグなどの魚のほか、ナマコやヤドカリなどが入った水槽が並べられ、小学部や中学部の児童・生徒が魚やナマコを手に取って、感触を確かめていました。

アメフラシを手に持つ中岡くん

県立盲学校小学部3年の中岡李王(なかおか・りお)くんは、アメフラシの一種、タツナミガイを触りながら、「ヌルヌルしてる」と話し、手に持ったアメフラシが粘液を出すと「泡が出てきた」と驚いた様子でしたが、「海の生き物は、初めて触ったけど、気持ちよかったです」と話していました。

県立自然博物館の専門員、平嶋健太郎(ひらしま・けんたろう)さんは、「盲学校の子どもたちは、普段、視覚情報以外の情報を活かして生活しているので、そうした点を刺激できるよう、できるだけ触った感じが違うものを集めてみました。比較的、泣いたり喜んだりしてくれたので、好評だったのかなと思います」と話していました。

ウーパールーパーも・・・

県立和歌山盲学校の松下香好(まつした・かこ)教頭は、「今後も、こうした機会を持てれば」と話していました。

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