熱帯低気圧、台風となり和歌山へ接近か
2022年09月22日 20時40分
日本の南にある熱帯低気圧が、発達しながら北上し、今後、12時間以内に台風となり、和歌山県には、あす23日の夜から、あさって24日の午前中にかけてかなり接近するおそれがあります。和歌山地方気象台では、南部で23日の昼前から24日にかけて大雨となるおそれがあり、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に十分、注意するよう呼びかけています。
きょう(9/22)午後3時の観測によりますと、熱帯低気圧は、日本の南にあって、1時間におよそ25キロの速さで北西へ進んでいます。
中心の気圧は、1004ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は15メートル、最大瞬間風速は23メートルとなっています。
熱帯低気圧は、あす午前3時頃には、暴風域を伴わない台風となり、あす夜からあさっての午前中にかけて和歌山県に最も近づく見込みです。
台風の接近に伴い、南部の南東斜面を中心に、今夜からあさってにかけて断続的に激しい雨が降る見込みで、雨が同じ場所で降り続いた場合には、南部であす昼前からあさってにかけて警報級の大雨となる可能性があります。
今夜6時から24時間に予想される雨の量は、北部で80ミリ、南部で180ミリとなっていて、あすの夜6時からの24時間雨量は、北部で50ミリから100ミリ、南部で100ミリから200ミリと予想されています。
また、南部では、あすの夜はじめごろからあさってにかけて、海上を中心に強い風が吹く見込みです。