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歩行者の安全確保へ 県警×県自動車整備振興会協定

2022年09月21日 21時08分

交通社会

秋の交通安全運動がスタートしたきょう(9/21)、運動の重点目標の柱である「歩行者の安全確保」をはかるため、和歌山県警察本部が、県自動車整備振興会との間で横断歩行者の保護に関する協定を締結しました。

調印式の様子(和歌山西西・交通センター3階会議室で)

JAF・日本自動車連盟が行った去年の調査で、和歌山県内では、信号機のない横断歩道で歩行者が横断する際、自動車が一時停止する率が18・4%と、全国平均の30・6%を大きく下回り、全国ワースト5位となっていることから、和歌山県と県警は、歩行者向けの啓発活動として、横断歩道を渡る際には、手を挙げてサインを出し、停止してくれたドライバーに会釈して感謝の気持ちを表す「サイン・プラス・サンクス運動」を展開しています。

今回の協定は、こうした運動をさらに推進しようと、県内およそ940の自動車整備業者が加盟する、県自動車整備振興会に対し、県警が協力を呼びかけて実現したもので、きょう午後、和歌山市西の交通センターで行われた協定の調印式では、県警の出納延計(すいどう・のぶかず)交通部長と、県自動車整備振興会の北垣順一(きたがき・じゅんいち)会長が協定書にサインしました。

協定書を手にする北垣会長(左)と出納部長

挨拶した県警の出納・交通部長は「県内の多くの業者が加盟している県自動車整備振興会さんは、これまでも、車の点検・整備など、技術面で交通安全に寄与されてきましたが、これに加えて、今回、安全意識という心の面でも協力してもらえることになり、大きな意義がある。今後、整備協会の会員や顧客にも、横断歩行者保護の輪が広がり、横断歩行者の関係する交通事故が1件でも減るよう期待しています」と述べました。

挨拶する出納・交通部長

また、県自動車整備振興会の北垣会長は、これまで会として、『こども110番・きしゅう君の家運動』や『県道路パートナー企業協賛』などの社会奉仕活動に取り組んできた経緯を説明した上で、「県警からの協力依頼を受け、交通事故を減らす一助になれば、と喜んで引き受けました。サイン+サンクス運動は、全国的にも珍しい取り組みで、協定先に選んでいただいたことは非常に名誉なこと。県内7支部・およそ940会員のネットワークを最大限に活用し、協力することを誓います」と述べました。

挨拶する北垣会長

調印式では、県警から県自動車整備振興会に対し、歩行者の安全確保を呼びかけるポスター3000部と、車に取り付けるマグネットシート1000枚が贈られ、今後、整備振興会に加盟する自動車整備業者が、事業所にポスターを貼り、社用車や、車検の際の台車にマグネットシートを取り付け、広報と啓発に一役買うことになります。

車に取り付けるマグネットシート(下・手元あたり)と拡大したボード

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