【台風14号】農林水産被害額
2022年09月21日 15時28分
今月(9月)19日、和歌山県に最も接近した台風14号による県内の農林水産被害額は、きょう(21日)の時点で2192万円あまりにのぼっていることがわかりました。
県・農林水産総務課の調べによりますと、農作物では、海南市や紀美野町(きみのちょう)、紀の川市でカキの枝が折れて実が落ち、被害額は314万円あまりにのぼっています。
岩出市や紀の川市、有田川町(ありだがわちょう)ではイネの苗が倒れ、被害額は101万円あまり、御坊市(ごぼうし)や印南町(いなみちょう)、上富田町(かみとんだちょう)では、ナスの実が傷ついたり落ちるなどして、被害額は122万円あまり、また、広川町(ひろがわちょう)ではキウイフルーツの実が落ち、被害額は8万円あまりとなっています。
農業用施設では、和歌山市や海南市、御坊市など3市4町の37か所で農業用ハウスが壊れたほか、紀の川市の畜舎1か所では屋根の一部が壊れ、被害額はあわせて645万円あまりになっています。
一方、林業関係では、田辺市の林道3か所でのり面が崩れ、被害額は1千万円となっていて、ここまで被害総額は2192万円あまりにのぼっています。
県では、このほかにも被害があるとみて、引き続き調べを進めています。