【新型コロナ】県内感染512人 死亡2人 三連休前に「重要な節目」
2022年09月16日 18時57分
和歌山県はきょう(9/16)、県内で新たに512人が新型コロナウイルスに感染し、すでに感染していた男女2人がきょうまでに死亡したことを確認したと発表しました。
きょう新たに県内で感染が確認されたのは、乳児から90代までの男女512人で、金曜日で600人を下回るのは、10週ぶりです。
きのうと比べると160人減り、前の週の同じ曜日より177人減少していて、人口10万人あたりの直近一週間の新規感染者数は、県全体が453人となり、23日連続で減少しています。
また、死亡したのは、和歌山市の90代の女性と80代の男性のあわせて2人で、2人とも基礎疾患がありました。このうち、80代の男性は、今月14日に自宅で倒れているのを家族に発見され、救急搬送で感染が判明し、入院して治療を受けていましたが、きょう新型コロナウイルス感染症で死亡しました。男性は、ワクチン接種を一度も受けていませんでした。
県内で新型コロナウイルスに感染して死亡した人は、これで238人となり、県内の累計の感染者数は、死亡した人を含めて12万8011人となりました。
現在入院しているのは212人、このうち酸素投与の治療を受けているのが39人、国基準の重症者は3人で、病床の使用率は38・9%となっていて、68日ぶりに40%を下回りました。また、自宅などで療養している人は2792人です。
県福祉保健部の野尻孝子(のじり・たかこ)技監は、「きょうも新規の感染者数は、ほぼ第六波のピークを下回っている。このまま下降線を辿るか、再度、感染拡大が起きるか、いまは非常に重要な節目のとき」と指摘し、あすから始まる三連休に向けて、マスクの着用や手洗い、換気などの基本的な感染予防対策を徹底するよう呼びかけました。
きょう確認された512人の保健所別の内訳は、和歌山市が201人、岩出が74人、橋本が62人、田辺が45人、御坊が42人、海南が33人、湯浅が31人、新宮が24人となっています。
また、きょう新たに、和歌山市にある有料老人ホームと障害者支援施設、それに新宮保健所管内の通所リハビリテーション事業所のあわせて3例のクラスターが確認され、県内のクラスターの累計は663例となりました。