和歌山市議会9月定例会開会市長が所信表明
2022年09月15日 16時35分
和歌山市議会の9月定例会がきょう(15日)開会し、先月行われた市長選挙で3回目の当選をした尾花正啓市長がこれから4年間の市政運営について所信を述べました。
所信の中で、市長は、これまでの2期8年にこども医療費無償化の拡充といった子育て支援や、高齢者・障がい者支援を充実させた実績に触れたほか産業振興、まちづくりなどに取り組み、昭和49年以来続いてきた人口流出に歯止めがかかり、令和元年には45年ぶりに市全体で転入超過になったことや商業地の地価上昇として変化の兆しが現れてきていると振り返りました。そのうえで尾花市長は
新型コロナウイルスの影響や物価の高騰を受け、安心して暮らすことのできる日常を取り戻すことが喫緊の課題であるとしました。
これらを踏まえたうえで、3期目の市政では市民の声を聴きながら、4つのまちの将来像を掲げて取り組むとしています。このうち新型コロナ対策や福祉の充実、子育て支援のほか市内での就労支援や、環境に配慮したまちづくりに取り組みたいと述べ市民に理解を求めました。
きょう開会した和歌山市議会9月定例会では、新型コロナウイルスの対策や、エネルギー価格の高騰に伴う財政措置などの補正予算案など16の議案が提案されました。和歌山市の9月定例会は来月7日までの23日間の日程で行われることになりました。