【新型コロナ】防災ヘリ、職員等の感染で運航休止
2022年09月10日 17時27分
和歌山県の防災ヘリコプターを運用している職員らが新型コロナウイルスに感染したため、おととい(9/8)から防災ヘリの運航がストップしていることがわかりました。運航の再開時期は未定で、現在、和歌山県は、奈良県など、近隣の県の協力を受けて救助などの緊急運航の要請に対応しています。
県災害対策課によりますと、和歌山県の防災ヘリコプターを運航している防災航空センターには、12人の県職員がいて、委託している民間の運航会社所属のパイロットや整備士が常時6人体制で緊急運航にあたっています。
こうした中、これまでに防災航空センターの職員2人が新型コロナウイルスに感染したほか、運航会社にも感染した人がいるということで、防災ヘリの運航が難しくなり、おとといから運航を休止しています。
運航の再開時期は未定で、県では、紀伊半島三県の間で結んだ相互応援協定と、徳島県との間で結んだ協定に基づき、奈良、三重、徳島の3つの県に対し、防災ヘリの応援要請を行っています。
県によりますと、防災ヘリは、年に一度、耐空検査を受ける必要があるなど、一年のうち、少なくとも1ヶ月半にわたって、他の県との間で、相互に応援を要請してきた経緯があり、「今回も同じ対応だ」と説明しています。