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【新型コロナ】県内感染912人 死亡4人 療養期間短縮に注意!

2022年09月08日 18時57分

社会福祉・医療

和歌山県はきょう(9/8)、県内で新たに912人が新型コロナウイルスに感染し、すでに感染していた男女4人がきょうまでに死亡したことを確認したと発表しました。

記者会見する野尻技監(2022年9月8日・県庁記者会見室で)

きょう新たに県内で感染が確認されたのは、乳児から100歳代までの男女912人で、きのうより201人減り、前の週の同じ曜日より118人減りました。木曜日の一日の感染者数が1000人を切るのは、7月14日以来、8週間ぶりです。

また、死亡したのは、新宮保健所管内の90代の女性と80代の男性2人、それに橋本保健所管内の70代の男性のあわせて4人で、このうち、新宮保健所管内の80代の男性2人は、いずれも基礎疾患のため同じ病院に入院していて院内感染し、その後、死亡しました。

県内で新型コロナウイルスに感染して死亡した人は、これで230人となり、県内の累計の感染者数は、死亡した人を含めて12万3138人となりました。

現在入院しているのは262人、このうち酸素投与の治療を受けているのが51人、国基準の重症者は5人で、病床の使用率は48・1%となり、2日連続で50%を切りました。また、自宅などで療養している人は3997人となっています。

人口10万人あたりの直近一週間の新規感染者数は、県全体が633人で、15日連続で減少しています。

きょう確認された912人の保健所別の内訳は、和歌山市が475人、田辺が124人、岩出が109人、橋本が57人、新宮が54人、湯浅が36人、海南が30人、御坊が27人となっています。

また、きょう新たに、橋本保健所管内の病院と新宮保健所管内の有料老人ホームであわせて2例のクラスターが確認され、県内のクラスターの累計は647例となりました。

ところで、厚生労働省がきのうから新型コロナウイルス患者に対する療養解除の基準を改定し、症状のある人の療養解除期間を、従来の「発症日から10日間」だったのを「7日間」に短縮し、症状のない人については、検査キットで陰性が確認されたことを条件に「7日間」から「5日間」に短縮したことについて、県福祉保健部の野尻孝子(のじり・たかこ)技監は、「入院については、基準が変わらないので一安心したが、自宅療養している人の中には、療養して7日以上経ってから症状が悪化して入院するケースが散見されるので、注意してほしい」と指摘した上で、「療養期間の短縮では、個人の判断が重視されるので、県民一人一人の感染予防対策の徹底をお願いしたい」と呼びかけました。

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