電力高騰で入札不調、和歌山市5億円補正へ

2022年09月08日 18時57分

社会経済

和歌山市は電力価格が高騰し、新電力会社を含めた電力購入の入札が不調になったとして、今年度中の暫定措置として5億円を補正して再入札を行うことを決め、今月15日に開会する市議会9月定例会に関連議案を提案します。

市によりますと、電力の入札は今年10月から来年(2023年)9月までの契約で入札を行いましたが、電力価格の高騰で入札価格が折り合わず、入札が不調に終わりました。市では市役所の本庁舎や市営体育館、中央卸売市場など電力の大口利用施設については、今月末まで新電力会社2社と電力供給の契約していますが、入札不成立のため10月以降の契約は成立していません。このため市では、エネルギー価格の高騰を考慮し電力の入札価格を検討して、今年度中の補正額として5億円余りを補正することにしました。市では新たに積算した電力の入札価格で再度入札を行うことにしていて、入札が成立するまでの間、関西電力の最終補償契約に従って決められた価格で電力を購入し、供給を受けることにしています。市によりますと、電力購入の入札が不調に終わったことは過去になかったとしていて、今月15日に開会する市議会9月定例会に関連議案を提案します。

WBSインフォメーション

WBSショッピング55