GI和歌山梅酒を県内旅館などで夕食の食前酒に

2022年09月08日 10時21分

社会経済

和歌山県へ宿泊旅行する観光客に、地理的表示保護制度・GI(ジーアイ)に認定されたブランド品「和歌山梅酒(わかやまうめしゅ)」をより知ってもらおうと、県内のホテルや旅館などが夕食の食前酒に梅酒を提供することになり、きのう(7日)梅酒業者や行政などで構成するGI和歌山梅酒管理委員会と県・旅館ホテル生活衛生同業組合が、協定を結びました。

お披露目会のもよう(9月7日・ダイワロイネットホテル和歌山)

GI和歌山梅酒は、おととし(2020年)9月、リキュール類として日本で初めて、農林水産省の地理的表示保護制度・GIに加わりました。

原料に、県内で獲れた新鮮な青梅(あおうめ)や完熟梅のみを、1キロリットル当たり300キログラム以上使用し、県内で90日以上漬け込んだ梅酒だけに認定され、ことし(2022年)4月現在で30業者・97銘柄が登録されています。

協定書を手に記念撮影する中野会長(左)と利光会長(右)

きのう、和歌山市のダイワロイネットホテル和歌山で、GI和歌山梅酒管理委員会の中野幸生(なかの・ゆきお)会長と、県・旅館ホテル生活衛生同業組合の利光伸彦(りこう・のぶひこ)会長が、加盟する県内の旅館やホテルの食前酒に、GI和歌山梅酒を積極的に提供することをうたった協定書に調印しました。

中野会長は「和歌山の大事な宝物として発信するとともに、より美味しい梅酒を作るため、酒造業界のステップアップにも繋がる」と話しています。利光会長は「観光客に、和歌山の象徴として、メイド・イン・和歌山のブランド梅酒をじっくりと味わってもらいたい」と話しています。

試飲会で自社の梅酒をアピールする業者ら

このあと、GI和歌山梅酒の酒造業者らによる、自社商品のPRや、試飲会も行われました。

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