紀州徳川家シンポジウム・1月28日明治大学で開催
2022年09月07日 18時01分
専門家の基調講演やパネルディスカッションを通じて、紀州徳川家の功績を考える和歌山県主催のシンポジウムが、来年(2023年)1月28日、東京の明治大学で開かれます。
県では、郷土・和歌山にゆかりの深い偉人を検証するシンポジウムを、2011年度から毎年、明治大学と共同で開いていて、これまでに、南方熊楠(みなかた・くまぐす)や、濱口梧陵(はまぐち・ごりょう)、弘法大師空海(こうぼうだいし・くうかい)、陸奥宗光(むつ・むねみつ)などをテーマに、基調講演やパネルディスカッションを繰り広げてきました。
今回は、徳川御三家で唯一征夷大将軍を輩出した紀州徳川家が、江戸時代や近代で果たした役割を振り返るとともに、功績を多くの人に知ってもらう内容です。
当日は、読売日本交響楽団が、紀州徳川家ゆかりの南葵(なんき)音楽文庫に関連する曲を演奏するのにつづいて、歴史作家の井沢元彦(いざわ・もとひこ)さんが基調講演します。
さらに、パネルディスカッションでは、井沢さんをはじめ、紀州徳川家19代当主の徳川宜子(とくがわ・ことこ)さんや、元・和歌山県副知事で明治大学の山下茂(やました・しげる)名誉教授、それに、読売新聞東京本社・文化部の清岡央(きよおか・ひさし)記者が、紀州徳川家にまつわる考察やエピソードなど、活発な意見交換を行います。司会進行は「ラジオ深夜便」のアンカーで知られる須磨佳津江(すま・かつえ)さんです。
参加は無料で、定員は先着500人です。
申し込みは明治大学リバティアカデミー事務局のウェブサイトから事前予約が可能です。
紀州徳川家シンポジウムは、来年1月28日の午後1時から、東京都千代田区の明治大学駿河台(するがだい)キャンパスで開かれます。