【新型コロナ】県内で537人の感染と6人の死亡を確認
2022年09月05日 18時30分
和歌山県はきょう(5日)県内でみなし感染者を含め乳児から90代までの男女537人が新たに新型コロナウイルスに感染し、きょうまでに新たに高齢者6人が死亡したことを確認したと発表しました。県によりますと感染者は減少傾向にありますが、新学期が始まったこともあり、引き続き感染対策を徹底するよう県民に働きかけています。県内の感染者の累計は亡くなった222人を含め12万405人になりました。県内の保健所別の感染者数は、和歌山市270人、岩出71人、田辺68人、橋本32人、湯浅30人、海南24人、御坊と、新宮が21人です。
新たに死亡が確認されたのは、和歌山市では80代の女性が2人、90代の女性が1人、新宮保健所管内の70代の男性が1人、海南の70代と80代の男性がそれぞれ1人です。いずれも基礎疾患があり新型コロナウイルスに感染し死亡しました。特に新宮の70代の男性と海南の80代の女性は自宅で倒れ、その後病院に運ばれましたが亡くなりました。県内の新たなクラスターは湯浅保健所管内の病院と田辺保健所管内の特別養護老人ホームの2件で県内のクラスターの累計は641件です。
人口10万人当たりの県全体の感染者は、732・9人できのうより40.9人減りました。
感染者の状況について県福祉保健部の野尻孝子技監は、「急拡大した感染者の症状が回復していることや夏休みが終わり、交流が減少していることが影響している。しかし、学校で新学期が始まったことでクラブ活動などが活発になると感染が再拡大する恐れがあるので感染対策をして欲しいと呼びかけています。
また医師の診察を条件に症状がある同居家族などに適用しているみなし感染者の定義を広く解釈して医療機関を受診せず症状が悪化して死亡に至るケースもあることから、症状が出た場合は医療機関受診するよう注意を促しています。