知事選で自民党県連が総務官僚の推薦決める

2022年09月03日 17時46分

政治

ことし(2022年)11月の任期満了に伴う和歌山県知事選挙の対応をめぐり自民党県連はきょう(3日)、知事選挙候補者選考委員会を開き、地元出身の総務官僚で、現在、青森県総務部長の小谷知也(こたに・ともや)氏43歳を推薦することを決めました。

近く党本部に推薦願を提出します。

知事選挙をめぐっては、衆議院・和歌山1区選出の前議員、岸本周平(きしもと・しゅうへい)氏66歳が、すでに無所属での立候補を表明していて自民、公明に推薦願を提出していました。

和歌山市内できょう(3日)開かれた自民党県連の知事選挙候補者選考委員会には、委員会に所属する地元選出の国会議員や県会議員、市会議員ら県連の関係者が出席し、立候補の意思を示している小谷氏について県連として推薦するかどうか議論されました。

関係者によりますと委員からは様々な意見が出されたといい、最終的に小谷氏を県連として知事選挙候補者に推薦することを決めました。

小谷氏は和歌山市出身で、智辯学園和歌山高校から京都大学法学部を経て、2002年、総務省に入省し、滋賀県の企画調整課長などを歴任して去年(2021年)8月から青森県総務部長を務めています。

立候補の正式表明は準備が整い次第行うとしていて未定です。

今回の知事選挙をめぐっては、自民党県連所属の県議会議員有志が「自民独自候補の擁立」を県連に働きかける連名の書面を提出するなど、岸本氏を推薦するか独自候補を擁立するかで自民党県連内でも意見が分かれ、調整が難航していました。

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