ＮＨＫが発注した業者が、無断で現状変更や破損をした高野町の世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の復旧作業が、あさって（５日）から費用負担も含め、全てＮＨＫの責任で実施されます。

復旧作業では、国の史跡にも指定されている「高野参詣道女人道」のおよそ２００メートルの区間に敷き詰められた土のうおよそ５００袋が史跡の指定範囲外に撤去されます。

また、破損が確認された路肩や丸太階段の交換も必要に応じて検討するということです。

県教委などによりますと、ＮＨＫ発注の施工業者は４月、テレビ中継放送所の設備更新工事に伴う資材運搬のため、町に無許可で参詣道に土のうを敷き詰めた上、運搬機を通行させて路肩や丸太階段の一部を破損させました。