『県民のための警察目指す』 山﨑県警本部長・着任会見
2022年09月01日 20時02分
先月(8月)26日付で和歌山県警察本部の新しい本部長に就任した山﨑洋平(やまざき・ようへい)氏46歳がきょう(9/1)、着任会見を開き、「県民のための警察を目指す」と抱負を語りました。
山﨑本部長は、大阪府出身の46歳で、京都大学法学部を卒業後、1998年に警察庁に採用され、警備一課警護室長や国際テロリズム対策課長などを経て、先月26日付で和歌山県警の本部長に就任しました。
きょう午後、県警本部で開かれた記者会見で、山﨑本部長は、「着任にあたって、これから担う重い責任を感じている」とした上で、持てる力を発揮して県民の安全・安心のために尽くしていきたい」と語り、「個人的には、大学卒業まで関西に暮らしていたので、再び関西に戻って勤務できてうれしい」と話しました。
また、山﨑本部長は、「常に自分の仕事ぶりが県民のためになっているかどうかを考える『県民のための警察』を目指す」とした上で、「これまでの和歌山県内の事件・事故の発生は低く抑えられている。これは、これまでの県警の努力のたまもので、こうした有効な取り組みは続ける一方、特殊詐欺の被害防止や交通事故対策については、アイデアをしぼり、組織内外の意見を聞き、新しい取り組みを進めていく」と抱負を語りました。
また、これまでの経歴について、山﨑本部長は、「これまでは、警備部門が長く、北海道警察で公安一課長を務めた際には、洞爺湖サミットの警備にあたり、内閣官房のオリパラ事務局では、新型コロナで延期になったオリンピック東京大会の実現に尽力した」と振り返り、「これまでの一つ一つの仕事が今の糧になっている」と述べました。
また、和歌山県の印象については、「山と海と豊かな自然に囲まれたところで、和歌山県出身者は、まじめで暖かい人柄だと思う」とした上で、「子どもの頃の家族旅行で那智勝浦や白浜、大学の卒業旅行で白浜を訪れたし、警察庁の人事でトルコに赴任した際には、一時帰国の折、関係の深い串本を訪れたこともある」と述べ、「今後、さらに景勝地や温泉を訪れてみたい」と話しました。