【知事選】岸本周平氏の議員辞職許可
2022年09月01日 15時22分
ことし(2022年)11月の任期満了に伴う和歌山県知事選挙へ無所属での立候補を表明している、衆議院・和歌山1区選出の岸本周平(きしもと・しゅうへい)議員66歳は、きょう(9月1日)細田博之(ほそだ・ひろゆき)衆議院議長に議員辞職願を提出し、許可されました。
岸本氏は和歌山市出身で、県立桐蔭(とういん)高校から東京大学法学部を経て、旧・大蔵省、現在の財務省に入省し、2009年の衆議院総選挙で、旧・民主党から立候補して初当選しました。現在5期目で、国民民主党の幹事長代行を務めましたが、知事選挙への出馬を表明したのち離党届を提出し、きょう、議員辞職しました。
岸本氏は、午後、和歌山市のホテル・アバローム紀の国で記者会見し「知事選まであと2か月となり、間もなく臨時国会も始まるので、二足のわらじを履けない。退路を断って臨む。県内の市町村長や商工会青年部のメンバーなど、人情味と熱気を応援したい気持ちになった。しっかりと県民の声を聞いて政策に反映させたい」と述べました。
和歌山県知事選挙をめぐっては、岸本氏が自民党と公明党の県連に推薦願を提出する一方、自民党県連の一部では、和歌山県出身の総務官僚で、現在、青森県の総務部長として出向している、小谷知也(こたに・ともや)氏43歳を擁立する動きがあり、小谷氏も立候補を前向きに検討しています。
小谷氏は和歌山市出身で、智辯学園和歌山高校から京都大学法学部を経て、2002年、総務省に入省し、滋賀県の企画調整課長などを歴任し、去年(2021年)8月から青森県総務部長を務めています。
今回の知事選挙には、現職で4期目の仁坂吉伸(にさか・よしのぶ)知事が、多選などを理由に立候補しない考えを示しています。