和歌山県警、取り調べで暴言 慰謝料30万円で和解へ

2022年09月01日 11時55分

社会

和歌山県警察本部に逮捕された男性が、取り調べ中に警察官から「どつき殺すぞ」などと言われて精神的苦痛を受けたとして、損害賠償を求めていた裁判は、和歌山県が男性に慰謝料を支払うことで和解する見通しとなりました。

逮捕された和歌山市の40代の男性は、おととし(2020年)8月、取り調べ中に30代の男性巡査部長から「おまえ、ばかか」「どつき殺すぞ」などと言われ、精神的苦痛を受けたとして和歌山県に170万円余りの損害賠償を求める訴えを起こしていました。

県などによりますと、この裁判は、県が男性に慰謝料30万円を支払うことで和解する方針となり、県は関連する議案を9月議会に提出する予定です。

県警によりますと、巡査部長は「不適正な取り調べをした」と事実関係を認め、文書で男性に謝罪したということです。

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