田辺市「第34回弁慶まつり」主役の弁慶・玉虫がお披露目

2022年08月29日 16時22分

イベント

田辺市生まれとされる平安時代の豪傑・武蔵坊弁慶(むさしぼう・べんけい)を讃える「弁慶まつり」の実行委員会は、一般から募集していた祭の主役・弁慶と、弁慶の恋人・玉虫(たまむし)を演じる人を決定し、きょう(29日)発表しました。

ことし(2022年)の弁慶役・新谷さん(左)と玉虫役・泉さん(右)(8月29日・田辺商工会議所・※写真提供・田辺商工会議所)

34代目となる弁慶役は、田辺市の郵便局員・新谷夢月(しんたに・むつき)さん23歳、玉虫役は、兵庫県尼崎市(あまがさきし)出身で田辺市の司会業・泉美也子(いずみ・みやこ)さん46歳です。

きょう午前、田辺商工会議所で記者発表が行われ、弁慶・玉虫の衣装姿で現れた新谷さんと泉さんが、ポーズを決めて写真撮影に応じました。

普段、郵便配達をしている弁慶役の新谷さんは、サッカーで鍛えた187センチの長身で「23歳と若いですが、皆さんを引っ張れるよう頑張ります」と意気込みを語りました。

おととし、尼崎市から田辺市に移住したばかりという玉虫役の泉さんは「弁慶まつりを初めて経験します。頼りがいのある弁慶さんなのでご期待下さい」と話していました。

2人は、9月30日のよる、田辺市の世界遺産・闘鶏神社(とうけいじんじゃ)で行われる「演劇・弁慶伝説」に出演し、壇ノ浦(だんのうら)に出陣する熊野水軍の物語を披露します。

翌・10月1日は、扇ヶ浜(おうぎがはま)など市内中心部でよさこい踊りや物産展、弁慶下駄踊りのほか、フィナーレを飾る田辺花火大会も行われます。

弁慶まつりは、田辺商工会議所などが1987年から毎年行っている市民まつりで、34回目となることしは、新型コロナウイルスの影響で、去年、おととしと中止されてから3年ぶりの開催となります。

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