教職員ストめぐり理事長退任、和歌山南陵高校

2022年08月28日 15時19分

教育

日高川町にある私立和歌山南陵(なんりょう)高校で、教職員が、給与未払いなどを理由にストライキをした問題をめぐり、学校を運営する学校法人の理事長が、退任したことがわかりました。

これは、関係者の話で、きょう(28日)わかったもので、退任したのは、静岡県菊川市(きくがわし)の学校法人「南陵学園」の小野和利(おの・かずとし)理事長です。すでに、新しい理事長が就任していて、小野氏は「学園長」として高校に残ります。学校関係者によりますと、新しい理事長は、会社経営者の井植浩之(いうえ・ひろゆき)氏で、三洋電機の創業者の一族ということです。

学校法人は、保護者宛てに送った文書で「無事、事業継承が完了した」と報告していて、来月(9月)中に保護者会を開いて、学校運営の方針を説明するとしています。

和歌山南陵高校は、今年(2022年)5月、給与の未払いなどを理由に、教職員がストライキを実施しました。これを受けて、学校法人を所管する静岡県が先月(7月)、経営改善を求める措置命令を出し、小野氏は、安定した学校運営のため、後任と交代して事業を承継すると説明しています。

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