和歌山県警×佐川急便 地域安全で協定締結

2022年08月27日 17時26分

事件・事故社会

和歌山県警察本部はきょう(8/26)、宅配事業大手の佐川急便との間で地域安全に関する協定を締結しました。

協定書を示す須田支店長(左)と髙砂部長

この協定は、まちの中をくまなく走る宅配のドライバーを抱える佐川急便と、和歌山県警が、今年(2022年)4月末から協議してきたもので、特殊詐欺被害の防止や、子どもの安全確保、犯罪や不審車両を認知した際の通報などの面で連携することを定めています。

佐川急便が、都道府県の警察本部と協定を結ぶのは初めてです。

きょう午前、行われた協定の締結式では、県警本部・生活安全部の髙砂浩之(たかす・ひろゆき)部長と和歌山営業所を所管する佐川急便・京都支店の須田充一(すだ・じゅういち)支店長が協定書にサインしました。

協定書の締結式(2022年8月26日・県警本部で)

この後、髙砂・生活安全部長が挨拶し、「犯罪のない安全安心な社会の実現に向けて支援を賜るようお願いしたい」と述べたのに対し、須田・京都支店長は、「万が一のときには、県警や県民の力になれるよう、最大限の努力をする所存」と決意を語りました。

今後は、不審者情報などの防犯メールを受診した和歌山県内にある4つの営業所の職員が、それぞれのエリア内のドライバーらすべての職員に情報を共有し、事案に対処することになります。

「きしゅう君のくるま」ステッカー

また、和歌山県内にある佐川急便の4つの営業所に「きしゅう君の家」のステッカーを貼って子どもたちが駆け込めるようにするほか、所有する280台のトラックには、「きしゅう君のくるま」というステッカーを貼って子どもが巻き込まれる犯罪に供えます。

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