遠藤県警本部長、離任会見「人に恵まれた」

2022年08月25日 19時24分

社会

警察庁の人事で和歌山県警察本部を離れることになった遠藤剛(えんどう・つよし)本部長がきょう(8/25)午後、離任の記者会見にのぞみ、去年11月の着任以来、わずか9ヶ月の短い在任期間を振り返りました。

離任会見で挨拶する遠藤県警本部長(2022年8月25日)

県警本部で記者会見した遠藤本部長は、「着任してからきょうまで県警職員の皆さんの堅実な仕事ぶりや柔軟な発想に支えられてきた。私は人に恵まれたとつくづく感じている。この地で暮らす中で、和歌山への地元愛が強くなっていたので、和歌山を離れるのは、大変さみしい気持ちだが、あすからは、和歌山県と和歌山県警の応援団として、声援を送り続けたい」と挨拶しました。

また、在任期間中、最も印象に残った事案として、遠藤本部長は、警察署の再編整備を挙げ、「住民からの不安にこたえるため、対応している中で、串本警察署と合併した新宮警察署の駐在所の警察官が、巡回連絡に出た際、古座川町で民家火災を発見し、人命救助につながったことが、うれしく、誇らしい事案だった」と振り返りました。

また、遠藤本部長は、特殊詐欺の被害防止について、「ちょっと確認電話の運用や、金融機関やコンビニエンスストアと連携した水際対策などの取り組みを続けていってほしい」と述べました。

遠藤本部長は、あさって26日付で警察庁長官官房の総務課長に就任します。

一方、新しい和歌山県警の本部長には、警察庁警備局国際テロリズム対策課長の山﨑洋平(やまざき・ようへい)氏46歳が着任します。

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