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【新型コロナ】県・抗原検査キット送付と陽性登録をあす(24日)から一部オンライン化へ

2022年08月23日 15時22分

政治福祉・医療

新型コロナウイルスの感染者が急増し、保健所や医療機関の業務がひっ迫していることを受け、 和歌山県は、重症化リスクが低い人を対象に、オンラインで抗原定性検査キットの入手や、医師による確認・届け出までを行える体制を整え、あす(24日)からスタートします。これにより、自宅にいながら検査や陽性の登録までが出来る事になり、県では保健医療現場の負担軽減を期待しています。

このシステムでは、県内在住または滞在中の人のうち、発熱など何らかの症状がある場合、インターネットで検査キットの送付を受け付ける県のウェブサイトから申請すると、抗原定性検査キットが自宅に配送されます。

キットで陽性反応が出たときは、個人情報や症状、それに検査キットの結果が確認出来る画像データなどを県のウェブサイトに登録すると、医師を通じて各保健所に陽性者として登録されます。

ただし、このシステムを利用できるのは、年齢が15歳以上、50歳未満で、糖尿病や高血圧、ぜんそくなどの基礎疾患が無く、肥満の度合いを示す係数BMIが30未満、それに、妊娠していない人となっています。

検査キットの申し込み受付期間は、あす・8月24日から来月(9月)28日まで、陽性の登録受け付けは、あさって・8月25日から来月30日までで、受付時間はどちらも午前9時から午後5時までです。

定例記者会見での仁坂知事(8月23日・和歌山県庁)

オンラインシステムの導入にあたって、和歌山県の仁坂吉伸(にさか・よしのぶ)知事は「保健所機能を崩壊させないための取り組みで、今までは保健所がすべて担っていた検査から陽性登録までの一部の作業を、県民にオンラインでしてもらうことになる。もちろん生命の危険が及ぶような容態の急変に対応出来るよう、温存された保健所の職員がしっかりとケアするので、けして陽性者と濃厚接触者を相手にしないという意味では無い」と述べ、県民に理解と協力を求めました。

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