第57回きのくに人材Uターンフェア

2022年08月22日 16時33分

経済

来年春(2023年)に大学や短大を卒業する予定の学生らを対象にした企業説明会「きのくに人材Uターンフェア」が、きょう(22日)とあす(23日)の2日間、和歌山市のホテル・グランヴィア和歌山で開かれています。

会場のもよう(8月22日・和歌山市友田町)

これは、和歌山県や県・経営者協会などで構成する実行委員会が、県内企業へのUターンを促そうと毎年、春と夏に開いているものです。

57回目となった今回のフェアには、県内の製造・販売、建設、サービス業など過去最多となる134の事業所が参加し、担当者がリクルートスーツ姿の学生らに企業概要や福利厚生などを説明しました。会場では、新型コロナウイルス対策として、来場者全員にアルコール消毒と検温を義務づけ、企業のブースにはビニールカーテンが設置されました。

県内出身で京都府内の大学に通う男子学生は「和歌山から全国や海外に羽ばたいている企業がこんなにも多くあるのに、改めて驚きました」と話していました。

湊組のブース

出展した和歌山市の株式会社湊組の採用担当者は「きょう面談した学生は積極的に質問をするなどハキハキした印象でした。製鉄所構内での業務が多い関係で、規範意識とコミュニケーション能力の高い人が特に望ましいです」と話しています。

県・経営者協会の和田好史(わだ・よしふみ)事務局次長は「コロナ禍で落ち込んだ採用も盛り返しをみせ、過去最多の企業が参加しています。県内企業の魅力を多くの就職希望者に知ってもらい、良いマッチングに繋げられれば」と話しています。

きのくに人材Uターンフェアは、あすも、午後1時から5時まで、和歌山市のホテル・グランヴィア和歌山6階で開かれます。

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