【新型コロナ】県内感染2191人 過去最多更新 死亡1人
2022年08月18日 18時59分
和歌山県はきょう(8/17)、県内で過去最多となる2191人が新たに新型コロナウイルスに感染し、すでに感染した女性1人が死亡したことを確認したと発表しました。
きょう新たに県内で感染が確認されたのは、乳児から100歳代までの男女2191人で、一日の感染者数として過去最多だった今月9日の1973人を200人以上、上回り、初めて2千人を超えました。
また、県内で新たに死亡が確認されたのは、和歌山市に住む80代の女性で、きのうの朝、発熱して自宅で休んでいましたが、夕方になって倒れているのを家族が発見し、救急搬送された医療機関で新型コロナウイルスの感染が判明しました。女性は、搬送されてからおよそ1時間後に心不全で亡くなり、新型コロナウイルス感染症が間接的な死因とされました。女性には、複数の基礎疾患があり、ワクチンは一度も接種していませんでした。
県内で新型コロナウイルスに感染して死亡した人は、これで174人となり、県内の累計感染者数は、この174人を含めて9万4719人となりました。
現在入院しているのは382人で、病床の使用率は70・7%、自宅などで療養している人は1万1050人です。
また、きょう新たに、田辺保健所管内の病院と橋本保健所管内の介護老人保健施設の2ヶ所でクラスターが確認され、県内のクラスターの累計は594例となりました。
県福祉保健部の野尻孝子技監は、感染者数が増加した要因として、帰省や県外への人の動きが、お盆休みで活発になったこと、検査数が過去最多となり、陽性率が7割を超えていることを挙げ、「新規の感染者数が増えると、重症者が増え、救急医療がひっ迫してくる。最も大事な事は、感染しない、感染させないこと。今一度、基本的な感染対策を徹底してほしい」と呼びかけました。
また、きのう初めて和歌山県内で確認されたオミクロン株の一種「BA2・75」の感染事例の中には、市中感染が疑われるものもあり、野尻技監は、今後の見通しとして、「BA2・75への置き換わりが進めば、感染者数増加の可能性は高くなる」と述べました。
きょう確認された2191人の保健所別の内訳は、和歌山市が884人、田辺が256人、橋本が243人、岩出が236人、湯浅が156人、新宮が過去最多の154人、御坊が140人、海南が122人となっています。
人口10万人あたりの直近一週間の新規感染者数は、県全体が1223・9人となり、5日ぶりに増加に転じたほか、保健所管内別の数値は、御坊と新宮で過去最高となり、初めてすべての管内で1000人を超えました。