わらべうたと絵本読み聞かせ 有吉佐和子記念館で
2022年08月03日 21時39分
和歌山市の有吉佐和子記念館できょう(8/3)、「わらべうたと絵本読み聞かせ」のイベントが開かれ、親子連れらが、わらべうたや手遊びを楽しみました。
これは、今年6月、和歌山市伝法橋(でんぽうばし)南ノ町にオープンした有吉佐和子記念館が行っているイベントの一環です。
イベントでは、劇団ZEROのかわばたけいさんが、絵本の読み聞かせを行うとともに、わらべうたと手遊びを紹介し、参加者に手の動かし方などを交えて「あがりめ さがりめ」などの手遊びを伝えていました。
そして、イベントの最後に、かわばたさんは、「いま世界には、消えかかっている方言がたくさんあります。わらべうたには、方言がたくさん使われているので、うたで残していきたい」と話していました。
イベントに参加した和歌山市の大石千紗(おおいし・ちさ)さん33歳と、3歳の玲(れい)さん親子は、「あがりめ さがりめが、とても楽しかった」「これまで何度か、かわばたさんのイベントに参加しましたが、何度聞いても、わらべうたが尊いものだと実感します。今後もいろんな知識を身につきたい」と話していました。
講師を務めたかわばたさんは、「日本語は、世界でも美しい言葉だと思うので、もっと大切につないでいきたい。さらに歌にすると、もっと素敵な文化になりますが、わらべうたを知らない世代が増えているので、伝えて残していきたい」と話しました。
有吉佐和子記念館では、今後も今月(8月)24日に癒しの筆文字体験会、今月31日には、朗読劇「紀ノ川」を予定していて、事前に参加者希望者を募っています。