【新型コロナ】県内839人感染 月曜日最多  6人死亡

2022年08月01日 19時29分

社会福祉・医療

和歌山県はきょう(8/1)、県内で新たに839人が新型コロナウイルスに感染し、すでに感染した男女6人が、きょうまでに死亡したことを確認したと発表しました。

感染状況を発表する野尻技監(2022年8月1日・県庁記者会見室で)

きょう新たに県内で感染が確認されたのは、乳児を含む男女839人で、きのうより459人減りましたが、前の週の同じ曜日より265人増加し、月曜日としては過去最多となりました。

また、県内で新たに死亡した6人は、70代から90代までの男女で、いずれも県内の病院や介護老人福祉施設に入っていましたが、施設内でクラスターが発生するなどして新型コロナウイルスに感染し、急速に容態が悪化して2日後から8日後に亡くなりました。

県内で新型コロナウイルスに感染して死亡した人は、これで137人となり、県内の累計感染者数は、この137人を含めて6万7022人となりました。

現在入院している人は407人で、病床使用率は76・4%、第7波では最も高くなり、自宅などで療養している人は6770人にのぼっています。

また、きょうあらたに、和歌山市の病院や特別養護老人ホームなど6例のクラスターが確認され、県内のクラスターの累計は534例となりました。

県福祉保健部の野尻孝子技監は「月曜日としては、過去最多を更新し、いまなお感染の拡大が危惧される。高齢者の感染が増え、重症化リスクのある人の入院で、病床の使用はほぼ限界。病院や介護施設の関係者の皆さんには、職場に感染を持ち込むことのないよう対策の徹底をお願いしたい」とあらためて呼びかけた上で、「どちらかというと、入院させてあげたいが、それができなくて在宅で往診を受けている人が数人、介護施設などに留まらざるを得ない人が50人以上いる。容態が悪化する人が多く、第6波より厳しい状況。コロナの受け入れ医療機関は悲鳴を上げていて、感染者の爆発を抑えない限り、命を守れなくなってきている」と指摘しました。

きょう確認された839人の保健所別の内訳は、和歌山市が288人、田辺が146人、橋本が98人、海南が75人、岩出が61人、湯浅が53人、御坊が52人、新宮が51人、県外が15人です。

人口10万人あたりの直近1週間の新規感染者数は、県全体が915・1人で、これまでで最も高い値となったほか、保健所管内別では、海南が1034・0人となるなど、和歌山市を除くすべての管内で過去最高の値を更新しました。

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