近畿の求人倍率 3カ月連続で改善も和歌山県は横ばい

2022年07月30日 18時21分

経済

近畿2府4県の先月(6月)の有効求人倍率は1・16倍で3カ月連続で改善しましたが、府県別の有効求人倍率では、和歌山県は横ばいでした。

厚生労働省がこのほど発表した近畿2府4県の先月の有効求人倍率は前の月と比べて0・03ポイント上昇して1・16倍となり、観光客の増加を見込んで、宿泊や飲食サービス業を中心に求人が増えたため3カ月連続で改善しました。

府県別の有効求人倍率は、和歌山県が1・17倍、大阪府が1・22倍、京都府が1・20倍、滋賀県が1・08倍、奈良県が1・26倍、兵庫県が1・02倍で、和歌山県を除く2府3県は前の月と比べて上昇しましたが、和歌山県は横ばいでした。

大阪労働局の担当者は「週末の稼働率が100%になった温泉旅館もあると聞いている。一方で新型コロナウイルス流行の第7波の影響を懸念する声も出ている」と話しています。

また、総務省が公表した近畿の先月の完全失業率は前の年の同じ月と比べて0・2ポイント低下して3・2%でした。

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