保育園でミニトマト収穫 3歳児嫌いなトマト食べる
2022年07月27日 16時28分
障害児保育や病児保育を行っている和歌山市の保育園で、おととい(7/25)、大学から寄贈されたミニトマトの収穫が行われました。
和歌山市園部にある「なのはな保育園」では、環境教育を指導する和歌山信愛女子短期大学の非常勤講師、岩﨑哲(いわさき・てつ)さんの授業で栽培されたミニトマトの苗木3本を今月(7月)中旬、譲り受けました。そして、おととい、保育園に通う幼いこどもたちが、初めての収穫を行いました。
いずれも3歳の郡蓮(こおり・れん)くんと守山虎大(もりやま・こた)くんは、赤い実をつけたミニトマトおよそ30個を次々と摘み取っていました。
普段は、トマトを食べない虎大くんが、摘み取ったばかりのミニトマトを口にすると、周囲にいた保育士から驚きの声が上がっていました。
「なのはな保育園」の山本哲生(やまもと・てつお)園長は、「普段、見られない表情がみられてよかったです。トマト嫌いの虎大くんがミニトマトを食べたのはすごいと思いました。こどもたちは、スーパーで売っているトマトしか知らないと思うので、新鮮な体験だったと思います。この体験がまたどこかで生きてくると期待しています」と話していました。
「なのはな保育園」は、去年10月に開園した保育園で、一時預かりや、障害児や病気の子どもの保育を行っていて、現在、育てているトマトやニガウリ、イチゴとともに、今後は、キュウリやなすび、園庭が完成すれば、トウモロコシなども栽培することにしています。