【新型コロナ】県内449人感染 3人死亡

2022年07月18日 19時27分

社会福祉・医療

和歌山県はきょう(7/18)、乳児を含む男女449人が、新たに新型コロナウイルスに感染したと発表しました。また、3人が新たに死亡し、新型コロナウイルスに感染して死亡した人は、県内で121人となり、県内の累計感染者数は、この121人を含めて5万2215人となりました。

感染状況を発表する野尻技監(2022年7月18日・県庁記者会見室で)

きょう発表された県内の感染者数は449人で、きのうより342人減ったものの、前の週の同じようと比べて88人増え、月曜日の感染者数としては、過去最多となりました。

感染者の保健所管内別の内訳は、和歌山市が174人、岩出が56人、湯浅が50人、橋本が46人、御坊が33人、新宮が31人、田辺が29人、海南が28人、県外が2人となっています。

直近一週間の人口10万人あたりの新規感染者数は、和歌山県全体が468・8人で、28日連続で上昇していて、これまでで最も高い数値となりました。保健所管内別では、636・3人となった和歌山市のほか、海南、湯浅、新宮の各保健所管内で過去最高値を更新しました。

現在、入院しているのは300人ちょうどで、3月2日以来、138日ぶりに入院患者が300人を超えたほか、病床使用率は56・7%となり、自宅やホテルで療養している人は3667人にのぼっています。

また、きょう県内では、477例目から482例目まで6例のクラスターが認定されました。6つのクラスターの内訳は、和歌山市で2つの小学校、湯浅保健所管内で特別養護老人ホームと障害者支援施設、田辺保健所管内でサービス付き高齢者住宅、新宮保健所管内で飲食店となっています。また、すでにクラスターに認定された県内5つの施設で感染者が増加しています。

県福祉保健部の野尻孝子(のじり・たかこ)技監は、「救急搬送される事案の中には、若い人でも息苦しさや手のしびれなどを訴えるケースがあり、新型コロナは一般の風邪とは違うことをあらためて認識してほしい。この時期、帰省を予定している人もいると思うが、帰省のほか、カラオケや集団での飲食、マスクを外しての会話など、リスクの高い行動は控えてほしい」と呼びかけました。

また、きょうは、新宮保健所管内の90代の女性と80代の男性、それに和歌山市の80代の女性のあわせて3人がいずれも新型コロナウイルス感染症で死亡しました。このうち、新宮保健所管内の2人は、ともにクラスターとなった同じ保健所管内の医療機関に入院していました。

県福祉保健部の野尻技監は、「地域の医療を守り、県民の命を守るためにも、院内感染を起こさない対策を再度、徹底してほしい」と呼びかけました。

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