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濱口梧陵の胸像設置 「稲むらの火の館」で除幕式

2022年07月18日 19時18分

教育歴史・文化災害・防災社会

1854年の安政の大地震に際し、稲むらに火をつけて住民を高台に導き、津波から救った「稲むらの火」の逸話で知られる広川町の偉人、濱口梧陵(はまぐち・ごりょう)の胸像が、このほど「稲むらの火の館」前に設置され、おととい(7/16)、その除幕式が行われました。

胸像の除幕式(2022年7月16日・稲むらの火の館前で)

広川町では、おととし6月15日に濱口梧陵の生誕200年を迎えたことから、稲むらの火の館周辺を整備していて、梧陵の胸像は、この整備事業の一環として設置されました。

おとといの除幕式では、主催した広川町の西岡利記(にしおか・としき)町長が挨拶し、「いま全国的に新型コロナウイルスの感染者数が急増していてまだ予断を許しませんが、この式典を機に、皆さんの心に、濱口梧陵翁の精神が宿り、郷土愛にあふれ、豊かな生活を送れるようになってもらえれば幸いです。今後は、この稲むらの火の館を核として、まちづくりを進めていきたい」と述べました。

挨拶する西岡町長

式典には、二階俊博(にかい・としひろ)衆議院議員や鶴保庸介(つるほ・ようすけ)参議院議員ら和歌山県選出の国会議員のほか、県議会議員や広川町議会議員、濱口梧陵の子孫で、ヤマサ醤油の濱口道雄(はまぐち・みちお)会長らが来賓として出席し、西岡町長とともに胸像の除幕を行いました。

除幕した西岡町長(中央・右)ら

設置された胸像は、高さ76センチで、およそ1メートルの台の上に設置されています。

式典で挨拶した胸像を制作した湯浅町の彫刻家、橋本和明(はしもと・かずあき)さんは、「濱口梧陵翁は、『稲むらの火』のヒーローであり、政治、医学、教育の分野でも活躍した、その時代のフロンティアだった。そんな人物の胸像を制作できるということで、とても身の引き締まる思いでした。この像が、これから館を訪れる人々、街ゆく人々の目に留まり、親しみを込めて愛される像になることを願っています」と述べました。

挨拶する橋本さん

この後、地元・広小学校の5年生と6年生が『稲むらの火』を歌い、「疾風打太鼓(しっぷううちだいこ)」が和太鼓の演奏を披露して式典に花を添えました。

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